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第四十回目  怒りのコントロール  ・・・ 「怒る」と「叱る」
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    第2章 ストレスの多いじだいだからこそ
    「感情コントロール」「怒りのコントロール」が大事です

    第40話

    「叱る」は冷静に、「怒る」はフォローできる場さえあれば効果あり?

     

    昔々は、大家族制で、親類の人たちもあわせて、すぐ近くに親しい人がたくさんいたのかもしれません。誰かに怒られても、誰かがフォローしてくれたかもしれません。だから、感情的に怒っても平気だったのかもしれませんね。

     

    「怒る」と「叱る」は別物だと、よく言われます。

    子供を躾ける時は決して「怒っ」てはならず、「叱る」のだとお聞きになった方も多いでしょう。「怒る」は感情的で、「叱る」は冷静だとも言われますね。

    お説ごもっともですが、その通りになかなかいかないのが人間です。つい「怒り」にとらわれてしまい、後悔するおかぁさん方も多いのではないでしょうか。

     

    「怒り」にとらわれにくくするために「感情コントロール」をおすすめするのですが、「感情コントロール」にとらわれすぎると、それはそれでストレスが過剰に発生してしまいます。

    また、本当に人間にとって「怒り」は不要なのだろうかと言う疑問も残ります。

     

    前回、インドネシアのクロザルの例をご案内しましたが、群れの中で子供を躾ける為に使用されるのは、母ザルの「怒り」の表情でした。決して冷静な態度ではありません。

    子ザルは、「怒り」の表情や態度に触れて、自分がどれだけやってはいけない事をやったのかを学ぶようです。

    母ザルの「怒り」が過度になると別の母ザルがなだめにやってくるのは、我々人間でもよくありそうな話です。なだめられた母ザルは、冷静さを取り戻し、子ザルをフォローし始めます。人間ならば「いい、もうあんな事しちゃだめよ」と言い聞かせているのかもしれません。

    子ザルの立場から考えてみると、悪い事をするとおかぁさんが「怒る」、それはとても怖いので、もう二度とやらないでおこうと思う、やがて冷静さを取り戻したおかぁさんが優しくフォローしてくれる、優しいおかぁさんの方が良いに決まっているので、やっぱり、もう二度とあんな事はしないでおこうと意識を強める。こんな感じでしょうか。

    人間は言葉を持っているので、冷静に言葉でフォローするという事でしょう。

     

    ここでポイントは、なだめに来てくれるもう一人のおかぁさんの存在ですが、現代社会においては、そう都合よく別のおかぁさんは出てきてくれません。だから、おかぁさんは「怒る」と共に「なだめる」事もしなければならないのですね。

    ただし、「怒る」と「なだめる」を同時にできるわけも無いので、「怒り」をどこかで収束させて、なだめる事をしなければなりません。

     

    そうすると、どうやらもう一つのポイントは、「怒り」に身を任せきる事はせず、適当に見切りをつけて自分をなだめ、子供のフォローに入るということのようです。

    ここに「感情コントロール」が役立ちそうな気がしますね。「感情コントロール」によりできるだけ早期に「怒りをコントロール」し、「怒り」によって怯えた子供の心を癒しつつ「叱る」というサイクルが成り立つような気がしませんか。

    つまり、決して「怒ってはならない」という事ではないようですね。

     

    著作(本文・4コマストーリー):株式会社メンタル・コア 野田雅士

    🔵熱ブロの著作者である、

    野田雅士氏の新書が経法ビジネス新書より、怒りの制御(アンガーマネージメント)

    をテーマとした新書として発刊中。

    タイトル 『「怒り」に寄り添うエクササイズ』

    マインドフルに怒りに寄り添う方法や根拠、メリットを解説。

     

    デザイン・イラスト(キャラクターデザイン・4コマ漫画):塚元善己

    🔵熱血ブログLINEスタンはこちらの作者のページから

    https://store.line.me/stickershop/product/1648376

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    第三十九回目  怒りのコントロール  ・・・ 何のために「怒り」はあるのか
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      第2章 ストレスの多いじだいだからこそ
      「感情コントロール」「怒りのコントロール」が大事です

      第39話

      「怒り」のコントロールとは言いますが、「しつけ」のためには、「怒り」は必要かもしれません

       

      コンサートホールや劇場が良いのだとはわかっていても、そんな贅沢ばかりはできませんね。我々の耳に心地良いのは、木の葉の擦れ合う音だったりします。たまには、自然の中に身を置いて、静かに葉の擦れ合う音、小川のせせらぎなどに耳傾けませんか。

       

      「怒り」という感情が不要と考えられがちになったのは、いつの頃からでしょうか?比較的、最近のような気がしませんか?何故でしょう?おそらくですが、人間関係が希薄になって、相互のフォローができなくなったからではないでしょうか?相互のフォローが「怒り」が存在できる基本なのかもしれません。

       

      さて、「感情」をコントロールする方法について、皆様は熟知いただけたのではないかと思います。

      そうです、「感情」をコントロールするのは鍛え上げた制御力、瞬発力ではなく、なよやかに、柔軟に、無理なくトレーニングされた日常習慣なのですね。

       

      では、それで「怒り」は無理なく効果的にコントロールできるのでしょうか?

      「怒り」は、「感情」の激した状態の一つですから、「感情」のコントロールにより、「怒り」をコントロールできそうな気もします。

      「スター・ウォーズ」のヨーダのように、宗教者などが「怒り」を完全にコントロールし、何があっても自分を乱さない図というのは、ありそうですね。

       

      家庭でも、例えばおかあさんが「怒り」をコントロールし、子供が何をしても冷静に対応すると言うのは理想的な姿に思えます。

      しかし、それでは「怒り」は何のために存在するのでしょうか。

      本当に「怒り」は躾ける為に不要なのでしょうか。

       

      ダーウィンの法則によれば、不要な物は退化して消えてなくなるはずです。

      そうでないと言う事は、「怒り」はどこかで必要なのでしょうね。

      はたまた、「怒り」は人類特有の行為なのでしょうか?それは違いますね。

      危険な相手、群に邪魔な相手がやってくると、犬だって牙を向いて「怒り」、相手を追い払います。

      つまり「怒り」は、どの種族からかは別にして、ある程度感情を持った種族にとっては必要な「感情」なのでしょう。

       

      インドネシアに住むクロザルは、実に表情が豊かな事で知られています。

      何と、人類のように口角をあげて表情を作り、つまり笑い顔を作り、相手に敵意の無い事を知らせる事ができる種族です。

      このクロザルが面白いのは、他人の子供に対しても、おかぁさんザルが「怒り」の表情を見せ、悪戯盛りの子供ザルをたしなめるのです。

      面白いのはさらにその先で、他のおかぁさんザルが、あまり怒っちゃだめよとたしなめるような仕草を見せると、怒ったおかぁさんザルは、その子供ザルのところに行き、抱きしめるような、フォローするような仕草をみせるのです。

       

      クロザルの例だけで考えるわけにはいかないですが、子供を躾ける為に「怒る」という行為は、既に類人猿の時代から身につけられたスキルであるようです。そして、それは必要な事だったので、習性として我々人類も引き継いでいると考えてみましょう。

      昔々は、大家族制であったり、村のコミュニティーがしっかりと活きていたので、他人の子供に対しても「怒り」つつ躾を行い、行き過ぎた躾には他のメンバーがなだめ、フォローをする事で、子供達の成長を支えてきたと考えてみると、「怒り」が不要な行為ではなく、しっかり残ってきた理由が考えられそうに思えませんか?

       

       

      著作(本文・4コマストーリー):株式会社メンタル・コア 野田雅士

      🔵熱ブロの著作者である、

      野田雅士氏の新書が経法ビジネス新書より、怒りの制御(アンガーマネージメント)

      をテーマとした新書として発刊中。

      タイトル 『「怒り」に寄り添うエクササイズ』

      マインドフルに怒りに寄り添う方法や根拠、メリットを解説。

       

      デザイン・イラスト(キャラクターデザイン・4コマ漫画):塚元善己

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      第三十八回目  感情コントロール  ・・・ より自然な刺激の中に身を置く(2)
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        第2章 ストレスの多いじだいだからこそ
        「感情コントロール」「怒りのコントロール」が大事です

        第38話

        音楽聴くならコンサートホール、ドラマがお好きならば劇場へ

         

        コンサートホールや劇場が良いのだとはわかっていても、そんな贅沢ばかりはできませんね。我々の耳に心地良いのは、木の葉の擦れ合う音だったりします。たまには、自然の中に身を置いて、静かに葉の擦れ合う音、小川のせせらぎなどに耳傾けませんか。

         

        前回は、テレビゲームの話をしました。テレビゲームの中の仮想現実のために、随分と脳が疲労させられているという事でした。「じゃあ、すぐに子供にテレビゲームをさせないようにしなくちゃ」

         

        おかぁさん、テレビもそうですよ。

        テレビも、電波節約のために随分と情報を間引いて、我々の茶の間に届けられます。

        ハイビジョン画面が主流ですが、随分と画面が綺麗になったハイビジョン画面でも、我々が自然な環境から受ける情報量に比べると何十分の一以下の随分と間引かれたものになっています。

        だから、テレビを見ているだけで知らず知らずストレスを感じている可能性が高いのです。

        テレビメーカーの方が「だから4Kテレビなんです」と言いそうですが、4Kテレビも電波節約の条件は同じですから、結果的にハイビジョンテレビと同じ事です。おまけに音まで間引いて送られて来ています。

         

        山の中や竹薮の中などを歩いている時の心地良さをご存知の方は多いでしょう。

        あれは、木の葉が擦れ合う時にたてる音にならない音が届いてきているからだと言われています。

        本来、人間の耳には聞こえないと言われている高周波という非常に高い音です。

        テレビや、音楽プレイヤーの音、携帯電話の音もそうですが、高周波はどうせ人間の耳には聞こえない音だからと電波節約のためにカットされてしまっています。

         

        ところが、最近になってわかってきた事は、我々人類が進化する過程で長時間過ごした森林や原野では、実に多くの高周波が発生しており、我々には聞こえないとされているその音をきちんと認識していたのだろうと言う事です。

        また、バイオリンやピアノなどの楽器の高音域では、確実に高周波が発生しており、作曲家はその高周波を効果的に使って聴衆に癒しを与える技法を持っていたと考えられます。

         

        ところが現代の映像、音響機器のほとんどは、それらの、我々に必要な情報を削除してしまっています。

        結果的に、我々は情報の不完全な部分を補わざるを得ず、それがストレスになっているか、もしくは、癒しを与えてくれるはずの情報から必要な癒しを完全に得られずに終わってしまっている事になります。

         

        ですから、もし、音楽がお好きでしたらコンサートホールへ、ドラマがお好きでしたら劇場へ、あるいはせめて映画館へと言う事ですが、そんな贅沢は毎日はできません。

         

        おすすめは、木々の多い公園に出向いて葉の触れ合う音に耳傾ける、海や湖の近くでしたら波が砂浜や岸辺を洗う音に耳傾けるなどを意識的にやっていただくのがよいでしょう。

        あるいは、夕日や朝日が雲に描く光のグラデーションをゆっくりと眺める数分の心の余裕を意識的に持っていただくのも良いかと思います。

        人工物ばかりに目を向けずに、お子さんとぜひ、自然の刺激の中に身を置いてみてください。

         

         

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        第三十七回目  感情コントロール  ・・・ より自然な刺激の中に身を置く(1)
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          第2章 ストレスの多いじだいだからこそ
          「感情コントロール」「怒りのコントロール」が大事です

          第37話

          日常の中に普通に存在している不自然さから生まれるイライラ感

           

          我々人類は、実に長い期間、自然の中にあって、その環境に適応しながら生き延びてきましたね。例え危険な場所であったとしても、我々にとってはより自然な場所、ストレスの少ない場所なのかもしれないと想像できます。

           

          「感情コントロール」について、随分長々と説明してきました。

          「感情」とは、目に見えず、制御しにくいものだと思われやすいですね。

          特に、ひとたび感情が激してくると、まるで木の葉が急流に呑み込まれでもするかのように、自分ではなんともならないと感じてしまう事も多いようです。

          怒った時、落ち込んだ時、悲しい時、つまりネガティブな状況にある時ほど、翻弄されてしまいます。

          しかしそれは、「感情」に真っ向から立ち向かってしまうがために起こる事態なのだと気がついていただければめっけものです。

           

          また、「感情」をコントロールするために必要なのは、鍛え上げた意志力や瞬発力などではなく、身体の状態を僅かに変えてみるための、柳の枝のように柔軟で自然体な日常習慣(これをトレーニングと言っても良いかもしれませんね)の積み重ねなのだと言う事にも納得していただければ、さらにめっけものです。

           

          「感情」をコントロールするための方法をさらに付け足すとすれば、できるだけ自然に近い刺激の中に身を置きましょう。

          どういう事かと言うと、私達が日常的に身を置いている状態は、自然のように見えて自然とは全く違う状態、つまりバーチャル(仮想的)な状態が増えています。

           

          特に、テレビや音響設備などは、あたかも自然に見えて自然でない情報を流し続けています。

          例えば、テレビゲームで考えて見ましょう。最近のテレビゲームは非常に進化して、あたかも実在するかのような風景が繰り広げられます。

          それが、遊ぶ側の注意を引き込み、ますますとりこにしていきます。ゲーム脳などと言われ、問題視される事も多いですね。

          ゲームの映像は一見リアルに作られていますが、所詮は制限されたコンピューターの中でおこっている事で、自然界に存在する刺激の量とは比べ物にならないくらいに少ないのです。

           

          試しに半紙に水滴を一滴落とし、そこにさらに少量の墨汁を落としてみてください。

          墨汁はグラデーションを描きつつ広がりますね。

          それは色の数に例えると何千色と言えるでしょう。

          わずか墨汁一滴の広がりでも実に多くの色調が発生します。

           

          我々は、本来、そういった多量な刺激の中に住み、不要な刺激を意識から削除しながら生きています。

          ところが、バーチャル(仮想的)な空間では、その逆の事が発生します。

          本来の刺激量が少ないので、私達は刺激量を補いながら遊ばざるを得ないのです。

          それは、知らず知らずに脳にストレスを与え、疲労させていると考えられます。

           

          人間の視野は左右に180度近くあります。

          テレビゲームの視野はどうでしょうか?狭い画面を注視し続ける事になっていますよね。

          つまり、本来自然界に身を置いている筈の我々が、全く自然ではない状態、中途半端に自然に近い状態に身を置き、それがためにストレスを感じ、感情をコントロールするエネルギーをどんどん喪失しているかもしれないと考えてみると、ちょっと怖いですね。

           

          著作(本文・4コマストーリー):株式会社メンタル・コア 野田雅士

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          をテーマとした新書として発刊中。

          タイトル 『「怒り」に寄り添うエクササイズ』

          マインドフルに怒りに寄り添う方法や根拠、メリットを解説。

           

          デザイン・イラスト(キャラクターデザイン・4コマ漫画):塚元善己

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