無料ブログ作成サービス JUGEM
第五十四回目 強み発見「夢中」になれば元気になれる?
0

    第2章 ストレスの多いじだいだからこそ
    「感情コントロール」「怒りのコントロール」が大事です

    第54話

    子供に期待をかけるのは大事ですが、いきなり過剰な期待は逆効果です

     

    ハードル競争を考えてみればわかる事ですが、いきなり高いハードルが目の前に立ちふさがると、その時点で大くの人はやる気を失います。特に、はじめてハードル競争をする時は、飛び越えやすい低いハードルをいっぱい飛び越えて、自信をつけていく事が大切です。

     

    今と昔を比較するのはナンセンスだとはわかってはいますが、ついつい、自分の子供時代と現代の子供達とを比べてしまいます。私の住んでいた町は山奥の田舎町で、少し歩けば山また山。私達は、山の中で秘密基地を夢中になってこしらえて、ふと気づけば、もう夕闇深く、慌てて帰ると心配した親からこっぴどく叱られたものです。納屋の柱に縛り付けられて、一晩中出してもらえないんじゃないかと不安になった事もありました。

    今の子供たちは、それほどまでに夢中になれる事があるんだろうかと、心配してしまいます。昔は、誘拐や殺人なども起こらず、子供はどこででも、のびのびと遊べたのですが、今は、山の中には、どんな危ない人間が潜むか知れたものではありませんね。

    危ないからと、木登りなどもさせてもらえないのでしょうね。

     

    さて、「夢中」になると、人間の様々な機能が活性する可能性が高いと報告したのは、ミハイ・チクセントミハイ教授です。私は木登りが好きでしたが、チクセントミハイ教授はロッククライミング(岩登り)が好きで、「夢中」になっている状態も、ロッククライミングで説明しています。

     

    「夢中」になるための要素は三つあります。一つ目、次に何をすればいいのかが明確になっている。二つ目、次にしなければならない事は、自分が今持っている能力よりちょっとだけ上。三つ目、自分の能力よりちょっとだけ上の事をした結果、それが正しかったかどうかがすぐにわかる。以上の三つが、繰り返し繰り返し起こる事で、人間は「夢中」になる事ができるのだそうです。ロッククライミング(岩登り)で言えば、次にどこに手をかけねばならないかが明白で、その位置は、今、自分がいる位置よりもちょっと上で、そこに手をかける事がよかったかどうかは、その後も岩山にしがみついておられるかどうかでわかる、つまり、失敗だったら、命綱の長さ分だけ岩山を転がり落ちているわけです。

     

    もっとわかりやすく言うと、陸上のハードル競争を思い浮かべてください。高いハードルだと、飛ぶ前から気力がなえますよね。小さなハードルをどんどん楽々と飛び越え、満足感を得るのが良いのですが、あまりに楽々過ぎると飽きちゃいますよね。だから、自分が楽々超えられるよりちょっと高いハードルを用意して、いくつも飛び越えて、自分はできるんだという感覚(これを自己効力感と言います)を積み上げていくのです。その過程が「夢中」を生み出します。つまり「夢中」とは、最も適度なストレス状態で、自分自身に満足感を感じ、どんどんチャレンジしたくなる状態です。超えるハードルの高さは人によってまちまちですね。最初から高いハードルを越える人、低いハードルで何度も練習する人などなど。ハードルが高いから良いのではなく、その人が満足を感じ、「夢中」になれる高さだから良いのです。

    もちろん、ハードルの種類も、人それぞれです。どれが良いハードルで、どれが悪いハードルなんて区別はありません。個性にあったハードルが大事ですね。

     

    著作(本文・4コマストーリー):株式会社メンタル・コア 野田雅士

    🔵熱ブロの著作者である、

    野田雅士氏の新書が経法ビジネス新書より、怒りの制御(アンガーマネージメント)

    をテーマとした新書として発刊中。

    タイトル 『「怒り」に寄り添うエクササイズ』

    マインドフルに怒りに寄り添う方法や根拠、メリットを解説。

    http://www.mentalcore.co.jp

     

    デザイン・イラスト(キャラクターデザイン・4コマ漫画):塚元善己

    🔵熱血ブログLINEスタンはこちらの作者のページから

    https://store.line.me/stickershop/author/93943

    | かんちゃん | 4コマ漫画 | comments(0) | trackbacks(0) |
    第五十三回目  強み発見  「気力」は人の相互作用から
    0

      第2章 ストレスの多いじだいだからこそ
      「感情コントロール」「怒りのコントロール」が大事です

      第53話

      ルールでもなく、システムでもなく、全くアナログな方法で、気力は養えるようです

       

      それは、承認した事、された事をたくさん紙に書き残して、足跡として残していくことのようです。それを何度も見直して、初心に帰ることができれば、そこからまた、歩き出すことができるでしょう。そのような足跡を沢山残してあげてください。

       

      無気力学習実験から、気力を養う方法を検討したのは、マーチン・セリグマン博士だけではありませんでした。ドナルド・クリフトン博士も無気力から脱出し、気力を養う方法を研究し、多くの企業に導入し、成果を出しています。

      ドナルド・クリフトン博士が実践したのは、企業内で社員同士が承認し合う事でした。

      承認したい相手がした事を紙に書き、それをその相手に手渡すという、ただそれだけの事でしたが、いろいろなシステムを導入したり、テクニックを労したりするよりも、はるかに効果が高かったようです。人のモチベーションは、金銭ではなく、互いの承認の言葉によって高まるのだと言うことなのでしょう。

       

      これは家庭内でもできますよね。例えば、お子さんの良い所をいっぱい見つけて、それを一枚ずつ紙に書きとめ、お子さんの見つけそうな所に隠しておくのです。

      書き出す内容は、できるだけ具体的な事が良いようです。また、結果ではなく、その過程の努力する姿などに焦点をあて、書き出すほうが良いようです。

      良い所を見つけてすぐにその紙が見つけられても効果がありそうですが、何年もたってから偶然見つかった親から子への送り言葉も、また別の歓びがあって良いかとも思われますね。

       

      逆に、お子さんから親への承認の言葉も、親からすると日頃の苦労が一気に報われたような気になると思いませんか。

      これは、お子さんが人の良い所を見つける練習台にもなりますね。相手をうまく褒めることのできる人材が、社会には多く必要であるならば、あなたがお子さんに教えた褒めると言う行為は、きっと何百倍にもなってお子さんのところに戻ってくるでしょう。

      できれば、互いに承認し合った言葉の数々を家のどこかに貼出して、残しておいていただきたいものです。

      お子さんが落ち込んだりした時に、それを見て元気を取り戻せれば良いですね。

      お子さんが反抗期になって、あなたの事を全く構ってくれなくなった時でも、その紙を眺めていれば、お子さんの基本的なところは変わっておらず、いつかまた、自分達のところへ戻ってきてくれる確信にもつながるでしょう。

       

      パソコンやスマートフォンなどが日常の中に入り込んで、わざわざ手書きにしなくとも、ラインなどを使って承認すればいいだろうという意見もありますが、紙に書いたものと、ラインなどで送ったもの、どちらが長くこの世にとどまり、目に触れる確率が高いかと言うと、それは紙のほうなんですね。

      パソコンやスマートフォンの、特にネット上を流れていく文字は、流れていくだけで、とどまり続けることはありません。ぜひ、紙に、手書き文字で書き残してください。

       

      著作(本文・4コマストーリー):株式会社メンタル・コア 野田雅士

      🔵熱ブロの著作者である、

      野田雅士氏の新書が経法ビジネス新書より、怒りの制御(アンガーマネージメント)

      をテーマとした新書として発刊中。

      タイトル 『「怒り」に寄り添うエクササイズ』

      マインドフルに怒りに寄り添う方法や根拠、メリットを解説。

      http://www.mentalcore.co.jp

       

      デザイン・イラスト(キャラクターデザイン・4コマ漫画):塚元善己

      🔵熱血ブログLINEスタンはこちらの作者のページから

      https://store.line.me/stickershop/author/93943

      | かんちゃん | 4コマ漫画 | comments(0) | trackbacks(0) |
      第五十二回目  強み発見  しなやかに「気力を養うには」
      0

        第2章 ストレスの多いじだいだからこそ
        「感情コントロール」「怒りのコントロール」が大事です

        第52話

        できれば、しなやかに「気力を養いたい」ものですね。でも、そんな方法ってあるの?

         

        「心を筋肉のように鍛える」とは、結局、相手を信頼し、その力を信じて声をかける事のようです。それは、組織の中でも起こる事で、相互作用として発生するもののようですね。それを体感して実行しているリーダーは人を育成するのが上手なのでしょう。

         

        前回のセリグマン博士の報告の続きです。

        セリグマン博士は、野球が好きで、毎年、球団の情報を集めていると書かせていただきましたが、どのような情報を集めているのでしょうか?

         

        それは、セリグマン博士によると、その年のリーグが始まってからの選手、コーチ、監督、オーナーに至るまでの、新聞、雑誌、テレビなどのインタビューや会見の内容なのだそうです。野球好きの学生達と楽しみながら情報収集するのだそうです。

        そして、ある基準で発言内容を数値化するのだそうです。

        それは、良い事が起こっら(A) 「たまたま偶然だ」とか「運がよかった」とかの発言、(B)逆に「いつも努力しているので、これからはもっと良くなる」とか「これが実力だ、本当はいつもこうなんだ」とかの発言。悪い事が起こったら(C) 「いつもこうだよ」「何故だかわからないが、これが実力だろ」とかの発言、(D)逆に「これはたまたま運が悪かっただけだ、次は大丈夫だ」「こういう事もあるさ、なんてことないよ」とかの発言に分類し、数値化するそうです。数値化の尺度などは公にはされていませんが、結果として、普段は弱いチームが快進撃を始める時は(B)や(D)の発言がチーム内で多く語られるそうです。

         

        つまり、チームが負けた時に監督やコーチが、「また負けたじゃないか、なぜ、お前らは駄目なんだ。今度負けたら全員解雇するぞ」と怒鳴りつけるチームでは、良い成果が残し難い可能性があるという事でしょうか。

        それよりも、「お前達の実力は、こんなものか?違うよな、お前達は日頃から一生懸命練習しているだろ、泣き言一つ言わずに頑張っている、その姿は素晴らしい。その姿があるから、フアン達は応援してくれるんだ。マイケル、お前の力はもっともっとすごいだろ?トム、お前は本当は本塁打をバンバン打てるじゃないか。今日は運が悪かった。明日は、ラッキーが微笑みかけ、実力が出せるぞ」と熱く語りかけるほうが効果ありそうな気がしませんか?

         

        つまりは、どっちが未来を信じ、自分達の力を信じることができるかという事ですね。

        勿論、必ず良い効果が発生するわけではないですが、セリグマン博士は、リーグが始まって数ヶ月で、およそ80%の確率で優勝チームを推測できるとしています。

        会社や家庭においても、同じ事が言えそうですね。「だからあなたは駄目なのよ」と言うよりも、「あなたの努力が輝く時が必ず来るから、自信を持ちなさい。あなたは本当はできる人なんだから」と言うほうが、聞く側も気持ちがいいですし、自分の事を信じられる気がしますよね。

         

        人間が力を発揮するのは、自分に自信が持てない時ではないですね。なぜだかわからないけど、何だかできる気がして、とにかく頑張ってみた時です。

        本当にいい仕事ができるのも、そういう時ではないでしょうか。

         

        著作(本文・4コマストーリー):株式会社メンタル・コア 野田雅士

        🔵熱ブロの著作者である、

        野田雅士氏の新書が経法ビジネス新書より、怒りの制御(アンガーマネージメント)

        をテーマとした新書として発刊中。

        タイトル 『「怒り」に寄り添うエクササイズ』

        マインドフルに怒りに寄り添う方法や根拠、メリットを解説。

        http://www.mentalcore.co.jp

         

        デザイン・イラスト(キャラクターデザイン・4コマ漫画):塚元善己

        🔵熱血ブログLINEスタンはこちらの作者のページから

        https://store.line.me/stickershop/author/93943

        | かんちゃん | 4コマ漫画 | comments(0) | trackbacks(0) |
        第五十一回目  強み発見  「気力学習」=「気力を養うには」
        0

          第2章 ストレスの多いじだいだからこそ
          「感情コントロール」「怒りのコントロール」が大事です

          第51話

          「気力を養う」とは、どういう事なのでしょう。どのように手助けできるのでしょう。

           

          「心を筋肉のように鍛える」とはコロンビア大学のケニー・マクゴニカル博士の言葉ですが、それはどういう意味なのでしょうか?昔のようにスパルタ教育で鍛えられるものなのでしょうか?そういう特別なスキルを持った人しか鍛えられないのでしょうか?できれば、普通の感覚で鍛えたいものですね。

           

          前回「無気力学習」について書かせていただきましたが、では、「気力学習」というのはあるのでしょうか?

          「気力学習」というのをインターネットで調べてみましたが出てきませんね。それは、一般に「気力」は「養う」もので、「学習」するものではないという考えがあるからでしょうか?「無気力」は学習できるのに、「気力」が学習できないというのは、ちょっと解せません。これはしかし「学習」過程を「養う」過程と言い換えているだけの事かもしれませんね。とりあえずそのように仮定して、「気力学習」ではなく「気力を養うには」としておきましょう。

           

          「無気力学習」実験を行ったマーチン・セリグマン博士は、当然、「無気力からの脱出」の方法も研究しています。

          セリグマン博士の研究では、どんな状況下でも無気力になれない個体が約30%の確率で存在するという事がわかったそうです。これは、人間だけでなく、犬やネズミなども同じなのだそうです。100人中30人ですね。その無気力になれない人達の言動を調べれば、なんらかの答えが得られるだろうと言うことで、ある法則を見つけて報告しています。

           

          その前に、無気力になれない、つまり、ストレスに強い個体の事をハーディネスと言いますが、ハーディネスの基本は、様々なストレス対処法を身につけ、使い分けている事なのだそうです。メンタルの強靭な「メンタルタフネス」の基本もここにありそうです。

           

          さて、セリグマン博士が見つけた法則とは、「言葉として発する内容」です。

          たとえば、何か良くない事が起こった時「それはたまたまだ」と考え、言葉にする。反対に、良い事が起こった時は「日頃の努力のおかげだ、これから良い事が起こり続ける」と考え、言葉にしやすい人々が無気力になれない人達の平均的な言動なのだそうです。

          逆に、無気力を学習しやすい人達は、悪い事が起こった時に「自分のせいだ、いつもこうだ」と考え言葉にし、良い事が起こった時には「これは運が良かっただけだ、いつまた悪化するかわかったものじゃない」と考え、言葉にしやすいと報告されています。

          言動からの影響となると文化的な背景などもあるでしょうから、どこの国でも以上の通りだと言えるのかどうかですが、その研究は、日本ではまだあまり聞きません。

           

          面白いのは、セリグマン博士の見つけた法則は、個人だけではなく、組織の中でも大きく作用しているようだと言う事です。野球好きのセリグマン博士は、毎年、球団についての情報を集めては自分の理論の実証性を確かめているそうです。

          上記のような傾向の発言が、組織の中で多く見られるようになると、その組織の成果が高くなったり、低くなったりする可能性が大きいと言うことですね。だから、組織のリーダーは自分の発言に気をつけたほうが良さそうです。勿論、子育てにおいても、同じことが言えそうです。

           

          著作(本文・4コマストーリー):株式会社メンタル・コア 野田雅士

          🔵熱ブロの著作者である、

          野田雅士氏の新書が経法ビジネス新書より、怒りの制御(アンガーマネージメント)

          をテーマとした新書として発刊中。

          タイトル 『「怒り」に寄り添うエクササイズ』

          マインドフルに怒りに寄り添う方法や根拠、メリットを解説。

          http://www.mentalcore.co.jp

           

          デザイン・イラスト(キャラクターデザイン・4コマ漫画):塚元善己

          🔵熱血ブログLINEスタンはこちらの作者のページから

          https://store.line.me/stickershop/author/93943

          | かんちゃん | 4コマ漫画 | comments(0) | trackbacks(0) |