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第二十九回目  感情コントロール  ・・・ 深呼吸などの訓練
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    第2章 ストレスの多いじだいだからこそ
    「感情コントロール」「怒りのコントロール」が大事です

    第29話

    「変えられるところから変えてみる」 深呼吸や瞑想呼吸の大きな意味

     

    昔々から、呼吸や深呼吸が精神に与えてくれる良い影響については、よく知られていたようです。ヨガなどにも呼吸法は取り入れられていますね。即効性が無いのと、医学的な根拠がみえにくいので、怪しげな民間療法と捉えられた事もあったでしょうが、今、あらためて見直されてきています。

     

    言葉を持つ新しい脳が、言葉を持たない古い脳を言葉でなだめようとしても、なかなか難しいですね。できなくはないですが、そのためにはちょっとしたコツと意志の力が必要です。

    それよりも、新しい脳でコントロールできる身体の部分の状態を変化させて、古い脳をだますほうが手っ取り早いようです。

    その理由は前回に説明させていただきましたが、それとて、必ずしもうまくいくとは限りません。動物としての人間が、窮地を脱して生き抜こうとする力は、それほどに強力なのですね。

     

    ここで必要となるのが、訓練、トレーニングです。

    ええ、どんなトレーニングするの?

     

    科学好きで知られるダライ・ラマが協力した研究で、何十年と瞑想修行している僧侶の脳をCTスキャンにかけたそうです。そうすると、その僧侶の感情をコントロールしていると思われる領域が、普通の人の1.5倍近くあったそうです。

    永平寺などで長年修行している僧侶も、恐れや怒りなどが長時間続かないというNHKのドキュメンタリーもありました。

     

    ええ、座禅を組むの?

    いえ、その必要はありません。

     

    でも、組みたい方は、組んでいただいても全く問題はありません。

    永平寺の開祖道元禅師は、戦乱によりパニック障害に陥ってしまった執権北条時頼を、座禅により治癒に導いたとされています。

    前章でも紹介したジョン・カバットジンというアメリカの精神科医が始めたマインドフルネス療法は、この道元がベースになっています。

    日本では、早稲田大学の熊野宏昭教授が有名です。

    この療法は深呼吸を中心としており、うつやパニック障害にかなり有効だとされています。

     

    精神科医で元大阪大学準教授の石蔵文信先生も「日本国民全員が深呼吸をしてくれたら、精神科医、心療内科医の9割は確実に失業するよ」と、よくおっしゃってます。

    マインドフルネス療法は、座禅をベースにはしていますが、座禅ほどの苦行ではありません。

    一日に何十分か、無理のない範囲で、深くゆっくりとした呼吸に意識を集中していただく。ただ、それだけです。

     

    緑の多い場所で行えば、さらに効果が高いとも言われています。アメリカ西海岸のエサレンや、ベトナムの僧ティク・ナット・ハンがフランスで開いているプラムビレッジなどは、その代表例なのかもしれません。

     

    でも、わざわざ、そんな場所まで行かなくてもいいようですよ。

    寝る前の数分を、自分自身のために、ゆったりと呼吸に意識を集中する時間に当ててみませんか?

     

    即効性はないですが、数週間で効果が現れる可能性があるようです。

     

    著作(本文・4コマストーリー):株式会社メンタル・コア 野田雅士

    🔵熱ブロの著作者である、

    野田雅士氏の新書が経法ビジネス新書より、怒りの制御(アンガーマネージメント)

    をテーマとした新書として発刊中。

    タイトル 『「怒り」に寄り添うエクササイズ』

    マインドフルに怒りに寄り添う方法や根拠、メリットを解説。

     

    デザイン・イラスト(キャラクターデザイン・4コマ漫画):塚元善己

    🔵熱血ブログLINEスタンはこちらの作者のページから

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    第二十八回目  感情コントロール  ・・・ コントロール訓練
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      第2章 ストレスの多いじだいだからこそ
      「感情コントロール」「怒りのコントロール」が大事です

      第28話

      「変えられるところから変えてみる」の第一歩、無意識でもできる事を意識的にやってみる

       

      感情をコントロールしようとする時、まず、どうしますか?ちょっと暴れてみる?大きくため息をついてみる?冷静になれと自分に命じる?日ごろのトレーニングが必要ですが、効果的な方法がありそうですよ。

       

      さて、古い脳は、身を守る事を最優先させますから、「怒り」などの感情によって身体の起こした変化を、何度も、しつこく、新しい脳が身を守る反応を起こすまで伝えてくるでしょう。

      「早く、早く」と、せきたてるわけです。

      新しい脳は、それに影響を受けずに言葉による判断をしようと頑張るわけですが、根負けして古い脳からの情報を優先し始めます。

       

      さて、ここで問題です。

      新しい脳が、古い脳をなだめる方法はあるでしょうか?

      あります。

       

      当然、古い脳は言葉を持たないですから、言葉によってなだめるのは、無理かもしれませんし、できたとしても時間がかかりそうですね。

      古い脳は身体の動きをコントロールしますが、それは生存するためのコントロール、つまり呼吸をするとか、心臓を動かすとかです。

      新しい脳は、複雑な判断に基づいた身体のコントロール(話をする、道具を使うなどの身体のコントロール)を行います。

      ここで、古い脳と新しい脳の両方がコントロールできる箇所ができあがりそうです。

       

      それは、通常無意識で動かせますが、意識しても動かせる場所。例えば、横隔膜。

      横隔膜の動きは呼吸を司っています。

      息を吸ったり吐いたりは、横隔膜の動きで行っていますが、普段は無意識にできてますね。でも、深呼吸などをする時は、意識してやりますね?

       

      さて、質問です。「怒り」の感情を感じたとき、呼吸はどうなっていますか?

      浅く、早くなっていませんか?

      「怒り」の度が過ぎると、呼吸が苦しくなる過呼吸状態になる事がありますが、それが良い証拠ですね。

      それは古い脳の指示に従って、できるだけ沢山、効率的に酸素を取り入れるためにおこる現象です。古い脳は、その状況を、身体周辺に異常事態が発生した事の証拠として、新しい脳に伝えてくるのです。

      新しい脳が、古い脳の思惑通りに判断してくれないと、古い脳は、さらに呼吸を浅く早くするのかもしれません。

      そうすると、ますます新しい脳は混乱して、「怒り」に身を任せてしまう事になるのでしょう。

       

      では、ここで、わざと大きく深く呼吸をしてみましょう。何度も何度もやってみてください。何をしているかというと、古い脳をだましているのです。

      古い脳は、呼吸が深くゆっくりになった事に気がついて、危険状態を脱したのだと判断し、身体中の「怒り」モードを解除しはじめる可能性が出てきます。

      そうなると、めっけものですね。新しい脳は、安心して言葉による冷静な状況判断ができるようになるわけです。これはしかし、いきなりやっても効果が薄い可能性があります。

      日常のトレーニングが大事なのです。

       

      著作(本文・4コマストーリー):株式会社メンタル・コア 野田雅士

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      第二十七回目  感情コントロール  ・・・ コントロールする準備
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        第2章 ストレスの多いじだいだからこそ
        「感情コントロール」「怒りのコントロール」が大事です

        第27話

        「怒り」のコントロールをトレーニングするとは?

         

        「怒り」や「喜び」などの感情をコントロールする等と言う事は、ちょっと不自然に、聞こえるかもしれません。感情のように目に見えないものをどのようにコントロールするんでしょうね。そのためのトレーニングとは?

         

        皆さんは、日常生活をごく当たり前に営めていますね。

        人それぞれで、ハンディーを抱えている方もおられるでしょうが、それにしても、そのハンディーを克服して、できるだけ不自由の少ない日常生活を送っておられるでしょう。

        ハンディーを克服した経験、克服する経験の真っ最中の方ならば、ご理解いただけるかもしれません。「日常生活は、訓練(トレーニング)によって成立しているのですよ」と言う事を。

         

        生まれてすぐに歩ける人はいませんし、言葉をしゃべる事のできる人もいません。

        我々が日常に行えている事のほとんどは、生まれて後に獲得したスキルを使っていますし、そのスキルを身につけるために大なり小なりの訓練をしたはずです。

         

        では、「怒り」とか「歓び」とかの感情はいかがでしょうか?

        「怒り」を訓練する?ましてや「歓び」も?おかしな事を言ってるように聞こえますね。

        しかし、よく考えてみてください。思い出してみてください。はじめて「怒り」を言葉にした時の事。「怒り」は身体的な不安を感じ、「恐れ」と結びついていたかもしれません。「歓び」は身体的な安心感や安全感と結びついていたでしょう。

        言葉を持たずに身体をコントロールする脳(便宜上「古い脳」と言っておきましょう)が、身体の変化を感じ取り、言葉を持って高度な判断をする脳(こちらは「新しい脳」としましょう)に情報を伝えますが、新しい脳は言葉優先で判断したがりますから、古い脳からの情報を何とか解釈して言葉に変えるでしょう。

        その時に、周囲の状況等も読み取って、古い脳が伝えてきた身体の変化を「怒り」と命名し、その変化に対処します。つまり、声をあげ、身体を震わせて「怒り」の対象に立ち向かうわけです。

        それ以降、同じ状況の時に「怒り」を感じると、それにふさわしいと思われる言動をするようになったのだと思われます。

         

        「怒り」への対処の仕方は、周囲にいる手本、つまり両親や兄弟、友人などの影響を大きく受けていると思われます。

        言葉で解釈するのを諦めて「怒り」に身を任せるとか、言葉による解釈を優先させて「怒り」への対処をできるだけ後回しにするとかです。

        未開の地では、自分の身を守るために、いち早く「怒り」に反応し、身体を動かした方が良かったでしょう。

        いろいろと考えた後に反応していたのでは、相手にやられてしまう可能性が高いからです。

        ところが、文明社会では、逆にいろいろ考えた後に反応したほうが良い場合が多くなります。

         

        さて、ここで訓練(トレーニング)の登場です。

         

        我々は、動物ですから、自分の身を守ることを最優先させて生きています。

        だから、古い脳にとっては「怒り」に対してすぐに行動する事が大事なのです。

        これに新しい脳が振り回されるのですが、新しい脳が古い脳からの情報を分析する癖を身につけられるように訓練(トレーニング)すれば、もっと適切な対応ができるはずです。

         

        著作(本文・4コマストーリー):株式会社メンタル・コア 野田雅士

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        タイトル 『「怒り」に寄り添うエクササイズ』

        マインドフルに怒りに寄り添う方法や根拠、メリットを解説。

         

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        第二十六回目  感情コントロール  ・・・ 怒りによる身体の変化を知る
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          第2章 ストレスの多いじだいだからこそ
          「感情コントロール」「怒りのコントロール」が大事です
          第26話

          怒り」が我々を助けてくれている事も理解しておきましょう

          現代社会では、「怒り」を制御したりコントロールしたりする事を求められる場合が多いですね。だからと言って、「怒り」は決して我々の敵ではありません。何十万年以上、我々を助けてくれている大事なふるまいのひとつです。
           

          現代社会では、「怒り」を制御したりコントロールしたりする事を求められる場合が多いですね。だからと言って、「怒り」は決して我々の敵ではありません。何十万年以上、我々を助けてくれている大事なふるまいのひとつです。

          感情が激した時、特に激しく怒りを感じた時の身体の変化は、高いストレス状態の時の変化に類似しているようです。おそらく、ずっと昔から怒りの感情はあったのでしょう。

          猛獣などの外敵に追い詰められて逃げ切れない時に、やむなく闘いの姿勢をとります。が、渋々闘っていたのでは逃げ切れないので、全てのエネルギーを「逃げる・闘う」行動に振り向けます。

          我々は、類人猿の中でも弱い部類だったということなので、おそらく食い殺される事の方が多かったでしょうが、まさに窮鼠猫を噛むの通り、身体中の毛を逆立て、相手を睨みつけ、牙をむいて、大声を張り上げ、外敵を威嚇したと思われます。

          あれ?待ってくださいよ、子供が外敵?ちょっとおかしいぞ。いえいえ、我々、というか地上の生物は、我々が頭で考えるほどに複雑で多様な反応は持っていないようです。身体の中で発生しているミクロの世界の反応は非常に複雑なのですが、我々が目で見たり、感じたりできる身体表層の変化として現れてくる反応は、すべからく「生き残る」ためのもので、それがストレス反応なのです。

          ストレス反応のおかげで何十万年、いや何百万年も生き延びてきたのです。文明社会を築くようになったのは、ほんの数千年の事で、それより前から何十万年続いた反応を、いかに知能が発達したとは言え、いきなり止めるわけにはいかないようです。特に、「逃げる・闘う」反応の時は、緊急性を要するために頭脳に向けられるべきエネルギーさえも、身体、特に手足に振り向けられます。そうすると、冷静な判断はできなくなりますから、余計に身体に起こる反応に引きずられてしまうようです。
          そして、相手が子供に限らず誰かに怒りを感じるという行動は、外敵を威嚇する時の行動と同じだと単純に割り当てられているようです。

          我々が複雑な事を考えたり、考えた事を言葉に出す脳は、我々の進化の過程では後のほうにでき上がったもので、身体をコントロールしている言葉を持たない脳の方が、実は最初から我々の命を守り、子孫を残す役割をずっと担ってきたのです。身体をコントロールするほうの脳は、言葉を持ちません。しかし、大先輩なので、言葉を持つほうの脳(後から進化したほうの脳)は、先輩である言葉を持たない方の脳からの情報を優先的に考えるようにできているようです。だから、言葉を持つ脳は、言葉を持たない脳から不明瞭に影響を受けて行動してしまうのですね。その代表的な行動として考えられるのは、空腹時にスーパーに行くと、何品か余計に買い込んでしまう等です。

          だから、子供の行動に怒りを感じた時に、我を忘れて怒鳴りつける、感情的になって威嚇するのは、とても自然な行動ではあるのですよ。

           

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          タイトル 『「怒り」に寄り添うエクササイズ』

          マインドフルに怒りに寄り添う方法や根拠、メリットを解説。

           

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          第1章を見逃した方に朗報です。
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            好評をいただいております、熱血ブログですが、

            途中からの御愛読者のために

            6月から第1章を再度リスタートさせていただくことになりました。

            初回からのブログを改めてお楽しみください。

            6月1日を再スタートの日とさせていただき、

            毎週1回、週末更新と考えております。

             

            これからも、新しい展開を考えつつ、更新を続けてまいりますので、

            今後も宜しくお願い致します。

             

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